転職時に雇用保険被保険者証を紛失したときの対処法

転職時に雇用保険被保険者証を紛失したときの対処法

雇用保険被保険者証は、入職して雇用保険に加入したときに交付されます。

 

お札ほどの大きさの1枚紙で、何かの書類に挟み込んだまま失くしてしまったり、中にはもらった記憶もない場合もあるかもしれません。

 

手元にないものは仕方ないので、

 

この記事では、雇用保険被保険者証を紛失したときの対処法について解説していきます。

 

1.被保険者証を再発行する

被保険者証をなくしたり(紛失)、汚れや破損(き損)で証明内容が読み取れないときには、再発行をすることができます。

 

1-1.再交付申請書をハローワークに提出

「雇用保険被保険者証再交付申請書」をハローワーク(公共職業安定所)へ提出することで再交付できます。

 

再交付申請手続きは、電子申請でも届出可能です。

 

1-2.被保険者証は年金給付の手続きに必要

被保険者証は、老齢年金の決定請求をする際に、添付書類として必要になるので、大切に保管しておきましょう。

 

2.転職先へ被保険者証の提出は必要?

転職先から雇用保険被保険者証を提出するように言われると思います。

 

ここでは、被保険者証の意味と役割について解説します。

 

2-1.雇用保険被保険者証とは

「雇用保険被保険者証」とは、雇用保険に加入していた期間などを確認するためのもので、入職時の取得手続きで「雇用保険被保険者資格取得等確認通知書」(被保険者通知用)と一緒に交付されます。

 

被保険者証は、雇用保険の加入手続きが正しく行われたことを確認する書類なので、必ず事業主から受け取りましょう。

 

被保険者証には「被保険者番号、被保険者氏名、生年月日」が記載されています。

 

2-2.雇用保険の被保険者番号は変わるの?

被保険者番号は、被保険者ごとに11桁(4桁-6桁-1桁)の数字が割り振られており、この番号によって、失業等給付の受給歴や被保険者歴が記録管理されています。なので、転職して事業所が変わっても、原則、被保険者番号は変わりません。

 

2-3.被保険者証は転職先へ提出しなくてもいい?

被保険者証は、被保険者番号を証明するための書類です。

 

前職と転職先の被保険者期間を通算するためのに必要なのは、被保険者番号です。

 

もし、前職の被保険者証がなくても、前々職の被保険者証でも番号は同じなので、それで代用することもできます。

 

万一、前職の被保険者証が全てない場合でも、ハローワークで雇用保険の資格取得手続きのときに、あなたの氏名と生年月日と職歴から被保険者番号を探し出してもらうことも可能です。

 

その確認には手間がかかるので、できる限り雇用保険被保険者証は自分で大事に保管しておきましょう。

 

まとめ

この記事では、雇用保険被保険者証を紛失したときの対処法について、解説させていただきました。

 

要点をまとめると、
被保険者証を紛失したときには、再交付申請書をハローワークに提出して再交付しましょう。

 

雇用保険に加入していたら、もし職を失ったときに失業等給付が支給されます。加入の手続きは事業所が行うことなので、本当に手続きしてくれているか不安になることがあるかもしてません。

 

「雇用保険被保険者資格取得等確認通知書」や「雇用保険被保険者証」を事業所から必ず受け取って、雇用保険の取得年月日を必ず確認しておきましょう。

 

被保険者証は、転職先で提出を求められたり、老齢年金の決定請求をする際に、添付書類として必要にもなるので、大切に保管しておきましょう。

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